化学発光とは、化学反応によって分子が励起され、基底状態に戻るとき、エネルギーを光として放出する現象の事です。ケミルミネセンスともいいます。ルミノールのルミノール反応や、ロフィン、ルシゲニンのように分子単独が励起されるものを直接発光、シュウ酸エステルの過シュウ酸エステル化学発光のようにエネルギーが系内に存在する蛍光物質等へ移動し、蛍光物質の発光が観測されるものを間接化学発光といいます。理論上、一つの光子はモルあたりの光子のアボガドロ定数ごと、または反応物の分子ごとに放出されます。実際には、非酵素反応での量子効率、QCは、めったに1%を上回りませんが、サイリュームでは、サリチル酸ナトリウムのような触媒の存在下で過酸化水素とシュウ酸ジフェニルとが反応することによって蛍光染料が発光し、量子効率は15%まで上がります。これは最も効率的なものとして知られています。また、湿った空気中での白リンの酸化なども古くから知られる化学発光反応のひとつで、リンの蒸気による気相反応により緑色の発光を生じます。一説にはこれが人魂と呼ばれるものの正体だとされる事もあります。
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